ゴドルフィン リホーミング

故障の為、現役を引退したガニメードとジャイロスコープは、ダーレー・ジャパン・ファームでの治療と休養を経て2016年5月公益財団法人 軽種馬育成調教センターで第2の馬生をスタートさせました。そこで彼らは、競馬業界の未来を担う研修生を背に元気に頑張っています。

G1エリザベス女王杯3着の実績を誇るピクシープリンセスを半姉に持つジョヴァンニは、アドマイヤムーン産駒の栗毛馬です。姉に負けず劣らず、自身もオープン特別勝ちを含めJRAで6勝を挙げた活躍馬であった本馬は、2016年の3月に球節炎のため競走馬登録を抹消し、現役を引退しています。現在は乗馬となるべくトレーニングに励んでいますが、可愛い性格の彼は早くも厩舎の人気者となっているようです。

2014年生まれのセンスオブエナジーは、故障の為レースに出走することなく現役を引退しました。現在、彼は、甲南大学馬術部で部員の皆さんと一緒に日々練習に励んでいます。

2012年の9月に繋靭帯炎のため競走馬登録を抹消したデボネアは、現在は新しいオーナーと共に障害馬術競技に出場しています。G1ドバイワールドカップ優勝馬ムーンバラッドの全妹を母に持つこのアグネスタキオン産駒の鹿毛馬は、競走馬としてJRAで1勝を挙げ、G2でも入着するほどの成績を残しました。しかし、何といっても本馬の最大の功績は、G1日本ダービーへの出走を果たすことでシェイク・モハメドの来日を実現させたことに他なりません。

2015年12月故障の為現役を引退したトリビューンは、休養期間を経て奈良県の新庄乗馬クラブで第２の馬生をスタートさせました。順調にトレーニングをこなした彼は、2017年3月初めての競技会に参加し、優秀な成績を納めました。彼の今後の活躍が楽しみです。

ストリートセンス産駒の持込馬としてシェイク・モハメドにG3エルムステークス勝ちを贈る栄誉に浴した芦毛のフリートストリートは、2015年の5月に競走馬登録を抹消し、現在は乗馬クラブで第2の馬生を送っています。競走馬時代はやんちゃであった本馬ですが、現在はアマチュアライダーと共に馬場馬術競技に出場しています。